状況のご報告と今後の進め方について

 拝啓 向夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
 4月に開催いたしました総会での定款、理事選任および事業計画の承認を頂き、その後、貸金業登録の準備を進めておりました。ところが、石川県への登録申請の過程で当バンクが、今年度の貸金業登録ができない、すなわち、皆様からご出資いただいたお金を、今年度は適法に融資できないという可能性が生じましたので、状況のご報告と今後の進め方について、出資者の皆様にご連絡申し上げる次第です。

【貸金業登録ができない可能性について】
多重債務者対策として2006年12月20日より順次適用されております貸金業法が、いよいよ本年6 月18日に完全実施されます。一般の貸金業者への規制がそのままNPOバンクに適用されるとNPOバンクの存続が困難になることから、全国NPOバンク連絡会は以下の点について適用除外を求めて政府に対し要望書を提出し、金融庁の諮問機関が検討して来ました。
  1. 3年以上の貸付業務経験者の確保
  2. 貸付金の総量規制
  3. 指定信用情報機関への加入
  4. 貸金業務取扱主任者(国家試験資格者)の営業所ごとの配置
このうち、1.2.3.については、免除や適用除外の方針が打ち出され、5月にほぼ確定として金融庁から対策案が発表されました。しかし、4.については、未だ明確な回答がないまま今日に至っております。
当バンクでは4の規制がそのまま適用されることを想定し、活動にご賛同いただける有資格者を確保し、石川県への登録申請の準備を進めておりました。しかし、申請の最終段階に至って、貸金業務取扱主任者の登録が他の営業所との重複申請が禁止されていること、および、ご賛同いただいている有資格者が他の営業所で既に選任されていることが判明しました。このまま、4の適用除外が認められず、また当バンクの活動に積極的な支持と参加をいただける有資格者が見つからなかった場合、今年度の貸金業登録が不可能となり、貸付業務が行えない事態に陥る可能性が出てまいりました。

【今後の対応策について】
6月18日の完全施行時に4の適用除外が認められなかった場合、当バンクでは、次の2つを並行して進めていきます。
  1. 当バンクの活動にご理解をいただき積極的に参加をいただける有資格者を探す
  2. 11月に実施される国家資格試験に全理事が受験準備を進める
1のご協力をいただける有資格者を募ることができた場合、早々に貸金業登録の手続きを進めることができます。しかし、2の国家資格受験につきましては、合格者発表が2011年1月、国家資格交付が3月頃になる見通しです。
貸金業登録の可否が明確になり、今後の方向性が明らかになりましたら、出資者の皆様にご報告いたします。また必要に応じて臨時総会を招集することも考えております。皆様の出資金につきましては、これまでと同様に当バンクで出資金保護をさせていただき責任をもって預からせていただきます。4月の総会時に皆様にご説明した予定で貸付業務を開始できず、本当に申し訳ありません。貸金業法の改正のさなかで見通しが不透明だったとはいえ、理事一同の不手際によりこうした事態となりましたこと、心からお詫び申し上げる次第です。

【出資者の皆様にご協力頂きたいこと】
出資者の周りの方で、貸金業務取扱主任者資格をお持ちの方で、尚かつ他所で資格者として専任されていない方で、ピースバンクいしかわの活動に積極的に関わってみたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、理事に声かけいただければ幸いです。当バンクの考え方、しくみについて、改めてご説明にも参りますので、よろしくお願い申し上げます。

  ピースバンクいしかわ理事一同
  敬具

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