「コミュニティオーガナイジング」ワークショップレポート

6月29日(日)に、2014年度ピースバンクいしかわ通常総会が開催され、おかげさまを持ちまして、議案はずべて原案どおり可決されました。総会に参加いただいた出資者の皆さま、委任状をくださった皆さま、本当にありがとうございました。いよいよ2014年度の活動が本格スタートしました。

 

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総会終了後は、コミュニティ・オーガナイジングという考え方や手法を日本に広める活動をされている、NPO法人コミュニテ・オーガナイジング・ジャパンの代表である、鎌田華乃子さんによる、ミニ・セミナーと体験ワークショップを開催しました。
コミュニティ・オーガナイジングとは、①バラバラな人々を、②共通の価値と目標をもつコミュニティに変え、③コミュニティを共に立ち上がる人々に変える、ことを目的とした考え方です。

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鎌田さんは幼少時代、お母さまが病気で伏せりがちになってしまった時期があり、小さかった自分にはどうすることもできず、とても寂しく苦しかったこと、13歳になった時に、母から、’あのときは親戚から怠けていると責められたりして辛かった’と聞かされ、自分の声が届かない苦しさがどれほどだったかと辛く思ったことなどを話されました。そのことから、声が封じられる人たちがいるということを強く考えるようになったと。

そして、社会人になってからの職場での辛く苦しかった体験を経て、渡米して学ぶ中でマーシャル・ガンツ博士とコミュニティ・オーガナイジングに出会った体験をお話いただきました。じつはこのお話そのものが、コミュニティ・オーガナイジングであり、オーガナイジングの大切な要素である「Story of Self」そのものだったのでした。

 

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そして、コミュニティ・オーガナイジングでは、リーダーシップを「先の見通しが立たない不確かな状況下で、人々が共有した目的を達成できるようにし、その責任を引き受けること 」としていて、誰か卓越したカリスマのリーダーによって発揮されるものではないと定義していること、そのようなリーダーシップが雪の結晶の構造のように連鎖し拡がっていく「スノーフレイク・リーダーシップ」という考え方を教えていただきました。
一人一人が、自分の体験や思いを「自己開示」することで共感を得ていく中で、人びとの関係を「Story of Us(私たちのストーリー)」のパワーに変え、そして「Story of Now」として、「いつやるの?今でしょう!」ともいえる機会や方法を提示していくことで、人びとのコミットメントを引き出して行動の連鎖を起こす「コミュニティ」をつくっていくことを述べられました。そして、この3つのストーリーが織り成す「Public Narrative(みんなの物語)」のもつ力を、実際の動画などを用いて観察させていただきました。

 

後半の体験ワークショップでは、自分が熱中し、なんとかしたい!とリーダーシップを発揮していこうとしているテーマについて、「Story of Self」を2人1組になって自己開示しあうというワークをしました。この体験では、自分の話をしっかりと承認し受け止めてもらえる関係により、互いの中に不思議な信頼関係が生まれていくことを実体験させてもらいました。

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実際にハーバード大学ケネディスクールで教えられるコミュニティ・オーガナイジングでは、半年かけて学ぶ内容であり、ワークショップは、トレーナーのもとで2泊3日かけて行う研修をするそうです。今回は、導入の「Story」と呼ばれる部分み体験させてもらったのでした。「Story」の次の段階では、「Commitment(関係構築)」「Organization(組織)」「Strategy(戦略)」「Action(アクション)」という、それぞれの段階での学ぶべきことがあるそうです。

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会場の参加者からは「実際にすべてのワークを受けてみたい」「自己開示をして関係をつくることが恋愛告白にも似ている!」「さっそく自分たちの組織でもやってみたい」といった声も聞かれ、今後、ぜひこの一向一揆の発祥の地でもある石川の地で、しっかりとしたワークショップを実現しましょう!と締めくくられ、さいごは全員で写真をパチリ!

 

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鎌田さんはこの日の夜中に飛び立つ飛行機でアメリカに向かわれました。

 

ピースバンクいしかわでは、今後、コミュニティ・オーガナイジングの学びを通じた、石川での志金が循環し「見えるつながり」を強化していきたいと考えています。そして、ぜひフルバージョンでのコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを実現するべく、鎌田さんとも連携しながら、企画を練り上げていきたいと思っています。

 

乞うご期待です!

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