ゼミ『お金の流れから考える』 報告

 8月6日、野々市町常讃寺において「お金のゼミ」が開催されました。
暑い中、たくさんの方に参加いただきありがとうございました。

まず、小浦代表から、現在課題となっている貸金業登録の件についての
説明とあいさつでスタート。
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■ろうきんの松田さん、鈴木さんより「銀行の種類」についてのお話。

ろうきんは労働者への融資の受け皿として今から約56年前、
岡山と広島でスタートしました。

都銀・地銀等は株式会社、信用金庫や労働金庫は共同組織。
「出資した人と取引を行い、密接な関係を構築している」
ということが共同組織の意義とのことでした。
都銀・地銀では、現在の経済状況下、地方において融資先がなくなり、
大都市に融資先が集中しがち。

ディスクロージャー誌というのは、銀行の健全性を計ることができる情報です。
各銀行はこれを開示する義務があり、どなたでもそれを見ることができます。
かなり経験を積んだ方なら、収益力、得意分野など読みとることができるようです。

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■金沢信用金庫 岡田さん
金信は1908年創業で、福井県あわら市〜石川県全域〜富山県高岡市を営業エリアとしてカバーしています。
信用金庫は中小企業のために存在しているので、ある基準(資本金9億円以上、社員300名以上)
を超えた企業に対しては融資できません。
地銀と違い、一人一人のお客様から集めた預金が大半です。
歴史の中で培われた人脈をだいじにできるし、がんばっている方にはお手伝いしたい
と社員の多くが思っておられるそうです。

岡田さんは個人的に、アメリカのコミュニティバンクに興味を持っており、
大学のゼミ等で研究し、地域の銀行である信用金庫がユニークだな、と思って
入行されたそうです。

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■消費者金融 山上(ピースバンク)

ご自身が消費者金融で勤められていた経験からお話いただきました。

あまりにも人の裏の話がありすぎて、入社して3カ月でやめようと思われたそう。
でもそういう感覚の社員に残ってほしい、感じている違和感を取り除いてほしいといわれて
なんとか続けてきました。サラ金はイメージが悪い、闇金のイメージを払拭したいという
創業者の思いがありました。

大手消費者金融は、銀行からの借入金を原資に高めの金利で貸出しますが、そうでない所は、経営者の
自己資金を原資に貸し出します。だから、一件当りにそんなに大きなお金を貸し出すのではなく、
小額の積み重ねで多くのリピーターを確保している。
担保もなく、借用証書もなく、「一対一で顔を見て、信用できたら貸す」。これが原点。

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■頼母子講について 安嶋(ピースバンク)

頼母子講とは、古くは鎌倉時代から行われた互助的な金融組合のことです。
輪島の頼母子講の場合は、月に一度飲み会などを開催し掛け金を拠出。
資金の利用を希望する人が金利を入札し、最も高い金利を入札した人が拠出金を利用できる仕組み。
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■エコファンド 安野(ピースバンク)
エコファンドは、エコ+ファンドでできた言葉で、エコファンドは、環境問題対策に積極的に取り組んでいる企業の株式などに投資する投資信託。
環境に優しい発電技術や省エネ技術、水の浄化技術などを開発している会社や、自社の室温管理や廃棄物管理を徹底している会社、環境保全活動を行なっている会社などにプロの運用で投資する。
社会的事業ファンド(というのもあり)は、特定の事業に特化し、NPOバンクよりも収益を重視して、配当を受け取ることを前提にしたファンド(プロの運用を介さない)。
自然エネルギー市民ファンド(風力発電)、温暖化防止おひさまファンド(太陽光発電、グリーン熱…バイオマス発電)、TVTの自然のちからファンド(風力発電)などがある。

■マイクロファイナンス 小川(ピースバンク)

マイクロファイネンスというのは、一般的に金融サービスから排除された
貧困層や低所得者層に対して小規模の無担保融資などを提供し
貧困から脱却して自立することを目指す金融です。
有名なのは、バングラディッシュでムハマド・ユヌス氏が設立したグラミンバンク。
2006年にノーベル平和賞をとったことで世界的に有名になりました。
融資原資は借り手による出資と政府出資。融資先の97%が女性。
平均融資額は34000円。
資料はこちら
https://docs.google.com/present/view?id=dggvz7bd_2c2p5v3sz

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■KIVA 谷内(ピースバンク)

マイクロファイナンスの発展形。
インターネットを介して、融資を行う仕組みです。
ピースバンクのFUNKを募るポータルサイトのような役割がKivaにはあると言える。
http://kivajapan.jp/

先進国から出資を募り、現地で必要とされる人に融資。
北から南へのお金の流れを生んでいます。
小口融資は25USドルからできます。
最近、日本語訳して紹介する人もでてきました。

送金はpaypalを利用し、送金リスクをこれで軽減し、手数料無料にすることがpaypal社にとってのCSR社会貢献にもなっている。

現地で、これくらいのお金があれば、こんな仕事を作ることができる
という情報を集めてくるそうです。これがとてもたいへんな仕事。

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■ヘッジファンド 小浦(ピースバンク)

世の中をこんなに騒がせているのに、
みんなあまり関係ないと感じているのはなぜでしょう?

その理由は・・・一口1億円。私募債。

本来は危機を回避するために発案されたもの。
最初は世界をこわすつもりなんてなかったようです。

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■昼食
みんなで昼食を食べながら自己紹介など

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■農業、山林、能登、メディアといったテーマのグループに別れてディスカッション
それぞれ、よくするために、金融を使ってどうしたらいいのかアイディア出し、簡単にまとめ、発表しました。
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