NPO法人輪島土蔵文化研究会

 能登半島地震は、輪島のまちなかから多くの土蔵を消滅させました。土蔵の消滅によって、街並みの消失すること以上に、地場産業の根幹が揺らいでしまうことに強い危機感を覚え、NPO法人輪島土蔵文化研究会(以下、土蔵研)を設立しました。
 土蔵研の活動目標は、震災前に戻すのではなく、新しい方向性を持った街を創造すること。そこで、土蔵をコミュニティレストラン、左官技術研修場、ライブラリーカフェとして蘇らせ、街に新たな魅力を付与することを目指し、改修を始めています。
改修に付随し、多くの事業を行っていますが、その資金は脆弱です。「土蔵へどうぞ」という新しい寄付システムを構築し600万円を集め、今年からその第二弾をwebで告知し送金を受け付ける準備を整えました。それでもワークショップ開催費用や竹や縄などの材料費、構造補強に掛かる費用などを合計すると数千万円を要します。そのため、これまで国の補助金、各種財団の助成金などを申請し獲得してきました。
 このうち、国からの補助金は事業が完了した時点で振り込まれるという制度上の制約があり、事業開始から終了までの約1年間の資金繰りに苦労していました。その「つなぎ」として、ピースバンクからの融資はとってもありがたかった。心から感謝申し上げます。
塗り塀工法

我が国初の「塗り塀工法」による修復WS
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