<小浦>
18日土曜日は七尾の「能登教務所」さんの「こころの広場」という場で、お話をしてきました。このお話をいただいたときは、本業のフェアトレードについて、お話しすることになっていたのですが、能登でバンクの動きを聞いていただくチャンスだと思ったので、
「よい仕事の機会を守る」=フェアトレード、地産地消
「よいお金の流れを作る」=NPOバンク
この二本立ての内容にしました。
上手くいくか、かなり心配でしたが、皆さん熱心に聴いてくださいました。安堵。講演会は、お話を受けてから、実際にお話が終わるまで、常に、頭に漬物石がのっかったように「重い」ので、終わるととにかく「安堵」です。
今回は、七尾のステキな方お二人に紹介していただけるということで、それも楽しみにしていました。
お一人は、七尾商店街連合会会長の、新城純一さん。「花嫁のれん展」で有名な一本杉の商店街の方。
なんと。新城さんは、今現在6つの「頼母子講」に入っていらっしゃるとのこと。
頼母子講とは、NPOバンクの原型ともいえるもので、ご近所さんどうしが一定額を毎月積み立て、物入りになった人から順に使っていくもの。バンクのミーティングでは、よく話題にしていましたが、実際にまだ根付いている地域が(こんな近くに)あるとは思っていなかったので、驚き、感激しました。
「若いもんは、’たのもし’という名前の飲み会だとおもっとるかもしれん」とのこと。月に一回の飲み会の際、飲み代のほかに1万円を集め、毎月誰かがもらっていくのだそうです。複数が希望した際には入札になるんですって!(最低額を提示した人が落とし、差額は参加者が山分け)
飲み会でコミュニケーションし、異業種交流というか、仕事を回しあう仕組みにもなっているようで、生きた頼母子講話に興奮しました!!
もうお一人は、七尾街づくりセンターの谷内博史さん。
花嫁のれんの企画は、この方から始まったとか。
もとは滋賀県で地域通貨の「おうみ」に関わっていらしたとのこと。よく新聞などで情報を見かけたなあ~~
NPOバンクにも深い関心をお持ちでした。
お二人とも、経験豊富で懐が深そうで、いつか、バンクメンバーで能登で合宿でもしてお二人のお話をじっくり伺えたらなあと思いました。