出資者の皆さま
「立春」という言葉がとても暖かく聞こえる週です。
今日は3つのお知らせをお届けします。
☆珠洲の HOOP 高田りえこさんより 「フェアをします」
☆(有)ダイモンシステムさんを訪問しました
☆momoさん BS-1 に登場
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☆第一号融資先 HOOP 高田さんからのご連絡です。
「2月7日からフェアトレードバレンタインフェアをします!!
フェアトレードバレンタインフェア
2月7日(月)~2月14日(月)日曜はお休み10:00~15:00
場所はシャンボールさん横の事務所http://www.furukawaichiro.net/
大切な人に、いつもお世話になっている人に、がんばってる自分にフェアトレードの
おいしいチョコをプレゼント
フェアトレードのおいしいチョコと寒い冬に必需なかわいい小物も用意しています。」
店舗をもつ前に、こうして、あれこれ企画し、
人の輪を広げていっていらっしゃるご様子。
盛会となりますように。
この企画は、ピースバンクの提携団体となってくださっている
タテマチ大学さんの「タテマチ文庫」初の出張企画(12日の一日限定)とも
連動していらっしゃるとのこと。
http://www.tatemachidaigaku.jp/hotnews/110129.html
こちらも、出会いの場となりそうで、楽しみです。
融資案件の「ショップカード制作」は、現在、
ロゴ制作でデザイナーさんと奮闘なさっているそうです。
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☆ピースバンクいしかわのスポンサーである、
(有)ダイモン・システム様を訪問しました
<記 運営委員 山本久司>
小浦「お邪魔します。はじめに、この会社の成り立ちを教えてください」
大門「タイル、左官工事の仕事をしていたのですが、その会社が突然無くなってしまったので、27歳の時にわずかの貯金を元手に独立しました。」
小浦「その若さでいきなり独立ですか?」
大門「勤め口がなく、家のローンや生まれたばかりの子供と家族のこともあって、自分でやらざるを得なかったのです。幸いなことに生活費や物資などご支援して下さる方が多く、大変ありがたかったです。平成8年に法人化の時にも同様なことがあり、周りの方に助けられ感謝しています。皆様に支えられて今日に至っています。」
小浦「さて、現在のお仕事についてお尋ねします。住宅に対する大門さんのお考えをお聞かせ願えますか?」
大門「昔の家は100年以上でももつ長寿命でした。現在の家はせいぜい20年が限度です。なぜだと思いますか?」
小浦「わかりません。教えてください。」
大門「昔は家を建てる時は棟梁(大工さん)に相談した。間取や意匠のほか構造や材種に至るまで、棟梁の腕によるものでした。それらをトータルして考えられた家が木組みによる大工伝統構法です。この構法は、架構するだけでなく木の知識が必要不可欠で、一本一本の木の癖を見ぬくなど適材適所への技術も含まれています。」
小浦「長持ちしそうですね。」
大門「建主は材を提供しました。木や土です。山で木を育て、森をつくり、材を自分たちで作り出していました。(裏山で採れた木材で建てた人も少なくなかった)それらの材を伐採し、充分に自然乾燥させて提供していたのです。ほか土壁塗りなど建主らが家づくりにも参加し、棟梁、建主、材が一体となって家が建てられていたのです。」
小浦「それに対して現在の建て方はどうなのですか?」
大門「現在は、家を建てる時、大工さんに相談するのではなく、ハウスメーカーの営業マンに相談するでしょ。」
小浦「そうです。私も家を売りに来たのは入社1年目の営業マンでした。」
大門「今は現場経験のない人に家を頼むことも少なくない。営業、施工、設計、職人などに分業化され会社の指示に従い家をつくる。例え『これでいいのか?』と職人が思うことでも遂行されていく。責任は会社にあるから。
販売競争により「安い、早い、きれい」が追及され「工場生産、プレカット、輸入木材、新建材…高温乾燥国産木材」など家が商品化され本当の建てる真髄を忘れてしまっている状況です。」
小浦「高温乾燥木材はなぜいけないのですか?」
大門「80℃以上の高温のため内の繊維が断絶し、細胞が死んでしまって粘りがない。スカスカだからホゾがぽきんと折れる事がよくある。大工さんは実際に使うからよく知っていますよ。」
小浦「地震が起こると危ないですね。」
大門「ですね。金物工法だから、集成材だから、オール電化だから…見せかけだけであって、本当の家づくりは違うところに意味があるのではないかと思うのです。」
小浦「それは何ですか?」
大門「先のように昔はある意味、自然(森)-人-家が循環された社会だった。だから木造であり、棟梁がいて、林業も盛んで、森が守られる。そして、建主の思い入れが詰まった家がつくられる。地産地消、伝統技術、自然素材、バイオマス燃料の家づくりは本当の意味で健康かつエコロジーだと考えます。」
小浦「どう考えても、信頼できる大工さんに長持ちするいい家を建ててもらいたいですね。大工さんに直接お願いできないのですか?」
大門「今は非常に難しくなっています。法律の規制による膨大な書類手続きや保険義務化などがあり、一人の大工さんの手に余ります。」
小浦「ダイモン・システムの建て方を教えてください。」
大門「私たちは、手刻みを基本として、木組みによる大工伝統構法で家を建てます。独自の乾燥法で国産材を使用し、林業とつながりを持って木材の流通をつくっています。家は商品でありません。『建てる』『創りあげる』ものであってほしい。そんな願いもあって、『大工木組み』による家づくりは、愛情ある手づくりを目指しています。」
小浦「最後にこれからの夢をお聞かせください。」
大門「2つあります。ひとつ目は、しっかりした大工さんを育てて棟梁にすること。いい家のためには家づくりが大事。その要になる棟梁が必要です。そしてその技術が継承されていくことを望み、努力していきたい。
二つ目は、日本の山を復活させる為に国内の木材を完全利用すること。林業と一体となって資源が循環された社会を目指し、山にお金が回るような仕組みを作りたい。そして、子、孫に祖先が残してきた良き家づくりの伝統を受け継いでいきたいと思います。」
小浦「たぶん、木も喜ぶでしょう。ありがとうございました。」
ダイモンさん、いつも本当にありがとうございます。
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愛知県のNPOバンク「コミュニティ・ユース・バンク momo」 さんが、
NHK BS-1 の番組で取り上げられます。
公開録画もありの、見ごたえありそうな番組です。
<関口知宏のONLY 1>
前半 2月12日(土) 後半 2月19日(土)
それぞれ10:00~10:20
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☆☆ピースバンク 第三次融資先募集中です 二月末日まで☆
*** ピースバンクいしかわ http://piecebank.net ***