Q1.「ピースバンクいしかわ」は信用できるのですか?
出資金の額、融資の額、融資先、事務局の経費などお金の流れすべてをウェブサイトで公開します。(審査の過程の情報などは、お出しできない部分がありますがご了承ください)
Q2.貸し倒れした時どうするのですか?
理事の出資金から先に補填します。また、本会に移行後は、貸し出し利息3%のうち2%を、貸し倒れ引当金として積み立てていきます。〔残り1%は事務経費などにあてます〕それ以上の額が貸し倒れた場合、お預かりしている出資金が減ってしまうことになります。「ピースバンクいしかわ」では、融資先からの返済が滞らないように、また、事業目的を達成するために、各融資先にとってサポートとなるような情報(融資先からの企画案内など)をバンクのウェブサイトに積極的に流し、側面から事業を応援します。
また、審査の段階で、各案件にふさわしい専門家をお迎えし、審査に加わっていただくことで、貸し倒れのリスクを減らしたいと考えています。
Q3.既存の金融機関でもNPO支援をやり始めている。あえてバンクをつくる必要があるのですか?
先輩バンクの事例に習い、既存の金融機関さんともよい協力関係を作りたいと思っています。
また、既存の金融機関には、自己資金比率を守るという規制があるため、リスクの大きい新規事業には融資できない場合があります。既存金融機関にとってリスクのある新規事業、担保がない事業などに、私たちのバンクは積極的に相談に乗ります。
また、出資者と融資先をつなぐ企画も打ち出していきます。これは、「ピースバンクいしかわ」ならではの企画です。
Q4.出資金は集まるのですか?
出資金は、地道に人の輪を広げることで集めていきたいと考えています。
元本保証がされず、また、配当を出すことが禁止されていますので、ノーリターンです。
しかし、地域の市民社会をよくする、という共通の目的のもとでお金を出し、結果を得るという喜びがあります。これをプライスレスなリターンと考えます。
また、出資者は、融資先事業において、サービスが受けられる場合があります。
Q5.バンクよりも、使い道が明確な「ファンド」の方がお金が集まるのでは?
私たちがバンク形式を選んだ理由は
・ 当事者がお金を集めるのは大変(特に新規事業の開業時の場合)
・ 自分の事業にお金や理解、支援を求めるのは難しい場合がある
・ 出資希望者にとっては、自分の希望するタイプのファンドにめぐり合う機会がないかもしれない。
というものです。バンクなら、双方の想いを集約することが出来ます。
公益性のあるファンドに取り組んでいる先進事例は県内にもありますが、バンクの取り組みは初めてです。
Q6.出資者の意志はどう反映されるのですか?
出資いただく際に、どのような案件に出資したいかのアンケートを行います。
また、他のNPOバンクでは公開審査をしているところもあり、実現可能か今後勉強していきます。
出資者は、融資先の活動内容を見て、納得できなければ事務局に意見を届けることができます。
また、納得の行かない場合、年度末に預金を引き上げることができます。
最終的に融資を決定するのは理事会(準備会の間は’運営委員’)です。理事は出資者の中から選挙により選ばれます。
Q7.事務局の経費はどうやってまかなうのですか?
寄付とウェブ広告費を考えています。 また、各種助成金にも応募していきます。