ピースバンクいしかわ特別公開講座

ピースバンクいしかわ特別公開講座
講師/小原繁氏(㈱オハラ代表取締役社長)

「4つの笑顔が見える農商工連携とは…」

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ピースバンクいしかわが主催致しました勉強会について、ご報告させて頂きます。

開催日は、10月30日。場所は、野々市にある常讃寺さんにご協力を頂きました。
そして、今回の勉強会の講師をして頂いた小原さんは㈱オハラの代表取締役で農水産物加工活性化業と致しまして、全国にある有効利用されていないおいしい地場の食材に光をあて、本来のおいしさを引き出す食品に加工し販売することを会社の使命考えて地域に貢献されています。
例えば、五郎島イモの廃棄量は年間100万トン。県が’戦略作物’と定めたものは、「作れ」の号令がかかるが、同時に「安く売るな」ともいわれるので生産者さんは余剰な作物を抱えて困っているのが現状でした。規格外と言われる商品に出来ない、要は形が悪かったりするものを加工する事によって違う商品に変え、流通させる。苦渋の思いで廃棄処理をせざるを得なかった農家さん達はこれらの五郎島イモを引き取ってもらい、有効活用され、尚且つ付加価値が付く。また加工業者さんはこれらを安くで引き取ることで原価を抑える事が出来、また商品化されたモノを地元のコンビニで流通させる。
消費者には扱われている原料が馴染みのあるものなので需要がある。逆に県外や大都市圏で売ろうとすると、他のイモとの競争があり、小売り側の条件も大変厳しい。地元のモノ、【じわもん】として地元で循環するような農工商が連携したスキームが出来上がったという事です。

僕は、小原さんのお話を聞かせて頂いて、この農工商連携モデルは非常に素晴らしいなと感じました!これぞ三方良しで、それぞれがまず自分ことではなく相手の事を考えた中で成り立っている関係だなと思いました。

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僕は、この後に小原さんの会社にお伺いさせて頂いたのですが、小原さんのこの思いは社内でされている事や従業員さん達の態度や会社の社訓からも見て感じ取れます。

1.お客様のニーズに合った良い商品を提供することに幸せを感じる人間でありたい。
2.向上心を持ち、日々努力することに幸せを感じる人間でありたい。
3.自己には厳しく、人には優しく接することに幸せを感じる人間でありたい。
4.社会の一員として地域社会に奉仕し、共に喜びを分かち合うことに幸せを感じる人間でありたい。
5.素晴らしい自分の夢を、一つ一つ実現していくことに幸せを感じる人間でありたい。
6.常に先を見て、現在なすべきことをきちんと行うことに幸せを感じる人間でありたい。

とあります。

小原さんの“4ッの笑顔プロジェクト”は農家・加工業者・販売者・お客様の4者がみな喜ぶ、関わる全ての人が幸せであってほしいとの思いからこの農工商連携モデルは出来上がっているのではないでしょうか?
そして、こんな志を持った方々はまだまだおられると思います!そんな方々と今後はピースバンクいしかわが共に関わる全ての人が幸せになれるように関わっていければと思っております。

実行委員
小川博章

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