「貸すならこんな人!こんな会社! 20代金融マンはここを見る」
~~数字と日々の経営の関係・財務諸表の見方・お金の流れ~~~
平成23年2月19日(土)13:00~
勉強会は3人の金融マンによって行われました。
最初は、株式会社スターシップホールディングス 河上 伸之輔さんによる
「決算書の読み方」
貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書がどのような事を示しているかの説明から、項目の説明そして、企業の経営成績を表す損益計算書の見方を会社の設立から運営、仕入れ、販売、支払いの取引例をあげながら、説明をされました。
次に融資のポイントを金沢信用金庫の岡田拓也さんが説明。
融資のポイントは、人柄、ビジョン、決算書から分析
決算書における会社の状態のみかた
流動資産と流動負債の比率をみると、今の状態がわかる。
決算書は過去のもの それよりも情熱×事業計画書が決めてとおっしゃっていました。
終わりはフューチャーベンチャーキャピタル株式会社の中村良平さんです。
「投資するならこんな人」というテーマで、投資から見る評価の基準についてお話していただきました。
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー=冒険、投機 キャピタル=資本
融資と投資の違い
融資は担保あり、目標収益数%、返済義務あり
投資は担保なし、木曜収益5-10倍、返済義務なし
貸借対照表、損益計算書における投資と融資の違いについて
決算書の目的、投資における決算書の役割、ポイントについて
投資するならこんな人
・自社の強みを知っている・弱みを認めることができる・提案を受け入れられる心がまえ
が大切だそうです。
事業計画書の考え方、計画の立て方について
・ 廃棄コストを考える
・ 利益率の高いものをうる
・ 行動計画も大切・・・年間の目標そこからそのためには、この月はこれをする。そのためにはこの日はこれを刷るという感じで、行動を落とし込む。
ピースバンクとして、融資先にどこまで口をだせばよいのか?
・ 立場にあった人に貸せばよい。
・ どんどん口をだせばよい 貸す立場なのだから
ショートしそうな人にどのように対応するのか
・ これからどうしたのかを確認
・ 変化の兆候を早く知る。
・ 再生業務・・・スポンサー探し
・ 固定費をさげる
お金のとらえ方の話にもなりました。
お金がもらえる=自分のした事で喜んでもらえる=ありがとうの対価
日本人はお金をもうけることにマイナスイメージがある=お金の教育を受けていない。
以上、財務諸表、融資、それから心構えそして日本人の気質にまでお金にまつわるバライティにとんだ、学びの場になりました。
受講された方々が、それぞれ自分の立場で、知識を取り入れ知恵に落とし込んでいって、
皆様の目標にむけて生かしていってくれることを切に思いました。