先日の、高木糀商店の糀を使った
甘酒料理教室(ピースバンク主催)で、
糀がたくさん売れました。
バンクの事務局の階下には、自然食品店がありますが、この店で、常時、糀が買えるといいのに、というお客様の希望(と私自身の希望)をもとに、
高木君に、
「自然食品店にも置けるような、
無農薬米か減農薬米を原料にした糀を
作ることは可能か」と問い合わせたところ、
「そういう方向に行かなくてはいけない、とは
いつも思っていた」とのこと。
お米に、いくらくらいまでなら出せるか?など
ヒアリングをしているうちに、
糀に使うお米というのは、食用のお米より小さめの
中米でもよい、ということがわかってきました。
中米は、あられやおせんべいの材料として
とても安く、取引されているものです。
しかし、普通の農家さんは、
中米を年間通して保存しておく場所を持っていなくて、
刈り取ったらさっさと農協などに出してしまうので、
高木君が、必要なときに買う、ということは出来ません。
もしかして、古米って、どうよ?と聞いてみたら、
「古いものでもおいしくしてしまうのが、
発酵食のすごいところなのです」と
嬉しそうにおっしゃるではありませんか。
つまり、古米でも、(もとがちゃんとしたお米なら)
問題ないそうなのです。
で、内川の山下くん(高木君と同年代で、無農薬の米作りを頑張っている若者)のところに
古米(除草剤一回のみ使用)が余っていて困っていたのを思い出し、
紹介したら、話がついたらしく、
山下くんから、
「全量買い取ってくれることになった」と
喜びの電話がありました。
山下君は在庫がはけて、ばんざいだし、
高木君は、良いお米が安めに買えて、良いし、
私たちは、これで、糀が常時買えるようになるし
それぞれ上手くいったな、と
喜んでいます。
この話を、先日のバンクミーティングで披露したら、
「そういうのをすぐにブログに書きなさい」と
いっせいに言われたので、
ご報告すべく、書いてみました。
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