このメールマガジンは、ピースバンクいしかわの出資者の皆様、関心を持っていただいている皆様にお送りしています。
3月21日に発足して以来、設立準備会として活動してきました。現在38名の方から189万円の出資を頂いています。あと少しで200万!
1000万円の目標は、当初、とても遠く感じられましたが、やり始めてみると、ひとつひとつの出会いがとても面白く新鮮に感じています。
●そしていよいよ、実験融資先が決まりました!
■オーガニックレストラン「竹の四季」さん
・・・金沢の内川の、さらに奥の地域「新保町」に、竹の間伐のボランティアに通っていた、NPO法人 39(サンキュー)アースの皆さんが、新保町の方たちと交流を深める中で、新保町の手作り野菜や漬物、山菜などを街に届けるレストランを3月にオープンしました。このレストランに50万円を融資します。
代表の秋元さん(39アースメンバー)は、野菜料理のおいしさを広めようと精一杯に調理なさっています。店頭では、新保町からのお野菜・山菜・お漬物などを買うことも出来、近くに八百屋がなくなってしまった片町のお年寄りに喜ばれ始めました。一番若い方で60才、という新保町の皆さんと、街の皆さんを、おいしい野菜でつなぐ、という夢を、バンクは応援したいと思っています。同時に、「限界集落」(金沢にも35あるそうです)と呼ばれる地域のこと、「中山間地の活性化」についても、出資者の皆様とともに学びたいと思っています。
■「高木糀商店」さん
・・・・東山の糀屋さん。創業は約180年前で、杉樽で仕込んだ味噌のおいしさに高い評価が集まっています。若き当主の高木竜さんは、「糀の文化を残していきたい」の志で、味噌・糀・甘酒などの生産、販売を手がけます。
金沢でも、一年中糀を販売してくれる店は、わずかに2件。そして、その糀の豊かな発酵力を育む「木桶」を作ることの出来る職人さんが、全国を探してもほんのわずかになっているそうです。
発酵食の文化を守る高木さんに、新しい杉樽ひとつ分プラスアルファとして20万を融資します。
いずれも、来年三月の実験融資終了時までに完済予定です。
皆様の出資金が、いよいよ回り始めました。融資先の魅力は、今回だけではとてもお伝えし切れませんので、随時、ウェブサイトにてリポートしていきます。初めての取り組みにドタバタしているバンクメンバーにもご注目ください。http://piecebank.net
●バンクのウェブサイトへに、運営メンバーの自己紹介ページが新設されました。
●毎日新聞に紹介されました「NPOバンク設立へ“お金の地産地生”目指す」
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090519ddlk17040505000c.html
●社会起業家サミット キックオフミーティングがあります。社会問題をビジネスで解決したい人=社会起業家が10人集まって夢をプレゼンし、それを300人の市民で集まって聴く、というのが「社会起業家サミット」。昨年、東京で開催され、10代の若者が主体となって成功させたことで注目されました。石川県でも学生を中心に、サミットをやりたい!と手を上げた人たちで盛り上がっていきそうです。
アラサー・アラフォー世代が多いバンクですが、若者をサポートしてサミットにかかわっていく予定です。若い方も、そうでない方も、ご興味があればミーティングへどうぞ ★5月23日(土)タテマチ大学にて 詳しくは下記へhttp://ccc2009ishikawa.blogspot.com/
今回の文責は小浦でした。お読みいただきありがとうございました