<小浦>
先の土曜日は、定例の会議でした。
バンクの運営委員会は、現在、
男性10人、女性5人。
最初は半々だったのに、いつのまにかダブルスコアに。
求む、女性参加者!
しかも、今日は、女性のうち4人の方が都合が悪くなり不参加。
私はたった一人、どんな空気になるのか
内心ヒヤヒヤしておりましたが、
意外にも、普段に増して和気藹々・・・・・あれ?
活発な意見が交換され、議題が進みました。
まずは、現在審査中の「テスト融資案件」について。
この案件については、申請をいただいてから今日まで、
最初の面談、事業案の提出、キャッシュフロー表の提出、
問題点の洗い出し、改善点の提出、など
ずいぶんとあれこれ、話し合ってきたなと思います。
新規の事業なので、どういう展開になるか、
あれこれ想像するのは、
思っていた以上に難しい作業でした。
私自身は、
「こうすれば良くなるんじゃないか」
と思うあまりに、
気がつけば自分の好みを言っていることがありました。
しかし、事業をやるのはあくまでも事業者さんご本人。
バンクとしては、その事業がうまく行くように、
一線を引いた立場からの助言が求められる、
ということを学びました。
例えば、飲食店であれば、
メニューをあれこれ言うのではなく、
「水道光熱費は、売り上げの4%~7%に、
食材費は頑張って30%以内に。」
そういう枠組みを伝えて事業案のブラッシュアップを計るのが
バンクの仕事だということを学びました。
さらに、起業したてで、混乱状態にある事業者さんに、
社会保険労務士である訓余さんが
「労働保険とか大丈夫?」と気遣ったり、
会計事務所に勤務経験のある安嶋さんが
とりあえずの会計処理の仕方を助言したり、
そういうフォローが、事業者さんに対して、されることになりました。
私は、自分が起業したときには、半ばパニックの状態が
何年も続いたことを思い出し、
分からないことばかりで失敗したこと、
時間ばかりかかって夜眠れなかったことなどを思い出して
私のときにもこんなフォローがあったらなあ~~~~と
今日つくづく思いました。
とはいえ、バンクのかかわりが、事業者さんにとって
凶と出る場合があるかもしれません。
たとえば声援がプレッシャーすぎたり、
運悪くおせっかいとなってしまったり。
結局は人間関係ですから、
失敗を恐れてばかりはいられませんが
心して、勉強させてもらわなければとも思っています。
さて、
「テスト融資案件」として、長らく関わってきたケースですが
このへんで、審査終了して、可否を決定することになりました。
次回の運営委員会で、
2つの案件を「総合的に判断」し、
皆さんの出資金が「出動」となるか「待て」となるかが
決まる予定です。
いずれにしても、バンクと関わったことが
申請者さんにとって吉であったと思ってもらえるような
取り組みにしていかなくては、と思うのでした。