一般社団法人おもしーげん

1.融資先概要おもしーげんスタッフ

■融資実行日:2013年2月

 

■氏名または団体名・法人名:一般社団法人おもしーげん

 

■事業開始年月日:22年12月15日

 

■事業実施メンバー数:12名

 

■融資金額
3, 000,000円/ 返済予定 2013年6月 完済

 

■事業内容
総合型地域スポーツクラブ「おもしーげん」事業

 

■貴方もしくは貴団体の理念や目的を教えてください。

 子どもたちの放課後居場所づくり仲間づくりとして誕生した「おもしーげん」。週に1日ぐらいは、身体を思いっきり使ってみんなと遊ぼうをコンセプトとして活動することが、お母さんの夕飯までの時間を確保できたとして喜ばれた。

 子どもたちだけではなく、大人たちにもスポーツを通じて笑顔になってもらい、「他にも優しいひとづくり」と「活力あるまちづくり」の一翼を担いたいと考えている。

 特に子どもたちには、野外活動やシーズンスポーツ(レガッタやスキー)などの体験を通じて、様々な経験と交流を楽しんでもらいたいと考えている。

■貴方もしくは貴団体の主な事業とこれまでの成果を教えてください。

 平成13年より金沢市立三和児童館エキサイトクラブや白山しらみね自然体験村(白山市教育委員会)などの活動を経て、平成17年4月より「おもしーげんクラブレッツ」や「おもしーげんサンズつばた」を任意団体「おもしーげん」として運営し、子どもたちの「楽しくて安全な運動遊び教室」を指導してきた。

 平成22年12月に法人化し、平成23年4月より石川県内27番目の総合型地域スポーツクラブとして津幡町を中心に石川県全域で活動している。

 平成24年からは1時間500円~の家庭学習支援事業「寺子屋」を開催している。

 

■代表者について、「私はどんな人?」を経歴やエピソードなどを自由に表現してください。

 子どもたちだけではなく大人にも「あずまっくす」と呼んでもらっている私は、とにかく「楽しいことが大好き!」で「みんなが喜んでくれる」ことが一番の栄養源である。特に、「子どもの笑顔は、あずまっくすの主食である」と言っても過言ではない。

 大きな組織の中では生きていけなかった過去を教訓に、世の中の人々の間を生きていくことで、人と人とをつないでいく喜びを知り、「すきま産業」に魅了され様々な方々に助けられながら成長してきた。

 だからこそ、あずまっくすのポリシーは「してもらってうれしかったことはしてあげよう!」であり、子どもたちにも「してもらって嫌なことはしない!」と諭している。

2.融資を受けて実施する事業について

■事業の動機と目的

 放課後学童保育のスポーツ版として、子どもたちの体力づくり・仲間づくり・居場所づくりを核として、共働き世帯の支援をすることが必要と考えて一念発起した。

当時の学童保育では、閉所時間が17時30分であったり、小学3年生までしか利用できなかったり、行政地域でまちまちであり、必要性がある場合は「ファミリーサポートシステム(有料)」を各家庭でご利用くださいという対応であった。

学童保育に関する社会運動で環境を変えることよりも、体育教師やレクリエーション理論ならびに実技の講師をしていた経験を生かし、「時間」「場所」「指導者」を確保して身体運動で環境を変化させることが可能であると立ち上がった。

■目指す社会

子育て世代の働きやすい環境づくりだけではなく、地域の仲間や大人たちによって子どもの心と身体の成長ができる環境を整備していきたいと考えている。

そのためにも会員の家族と他の家族とのかかわりだけではなく、地域の学校・学童保育・児童館・公民館などとの連携も切り離すことはできないと考えている。「個人の問題は、地域の問題でもある」、換言するならば「一家族の問題は、地域の問題でもある」。だからこそ、縦のつながりや横のつながりを大切にしていきたい。

総合型地域スポーツクラブが「スポーツ」を中心に、人と人をつないでいき、「明るく元気なまちづくり」に貢献できると考えている。

 

■事業の内容

Q.誰に対して・どんな価値(モノ・サービス等)を・どのように提供しますか?
A.

 子育て世代の家族からは、参加費や会費を徴収し「時間」「場所」「安全で楽しいプログラム」「魅力ある指導者」を提供し、子どもたちの知的好奇心をくすぐり健全な心と身体の成長を促す。

 子育て支援関係団体には、積極的に講師・指導者を派遣している。

  1)周知可能なイベントなどでは、無償で指導者を派遣(はだしの王国のイベントブースなど)

  2)「場所」「参加者」が確保されており「プログラム」の提供および指導の場合は、有償(謝金など)で指導者を派遣

  3)「場所」「協力者」が確保されているが「プログラム」の提供および指導も「参加者」の周知活動も必要な場合は、

有償(事業費、謝金など)でプロデューサーや講師・指導者を派遣

 成果発表の場・交流の場を求めて県外の大会やイベントにも参加し、その際にはその地域の観光も行う「スポーツツーリズム(有料)」も展開している。(子どもだけではなく、家族で参加可能)

 

■融資を受けようと思った動機および資金の使い道は?

 理事をしている一般社団法人クラブCoCoが、昨年貴法人よりつなぎ融資を受けて、本来の業務である「会員と講師への顧客満足度アップ」と「新教室の展開」に関する業務に集中できたのが最大の動機である。

 また、今秋にワールドカフェさんとのタイアップ事業で、当法人の課題について貴重な意見をいただいたことで、今後の指針とすることができたことも動機の一つである。

■ピースバンクいしかわに期待すること、メッセージをどうぞ!

 「お金を稼げるNPO」を育てるために資金だけではなく、人・モノ・情報を駆使して自立したNPOへと成長していけるチャンスがあることが魅力である。

 そして、成長できる場所であるだけではなく、他の法人にも成長できるチャンスを紹介するだけではなく支援することもできる点が自分の生き方と共感する。

 

 

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